平戸に江戸時代から伝わるとされる「平戸ニドザキサクラ」が見頃を迎えている。今月中旬ごろまで楽しめそう。
ニドザキザクラは、花びらが100枚以上ある八重桜の一種。外側の花が咲いた後、内側が開く2段咲きが特徴。平戸ニドザキサクラの苗木育成や植樹などに取り組む「平戸二度咲きさくらの会」(森公子会長)は、長崎県平戸市内で約60本が自生しているのを確認している。
5本の木がある同市岩の上町の亀岡公園では、観光客らが華やかに咲き誇る花をカメラやスマートフォンで撮影する姿が見られた。森会長は「今年は花の時期が例年より早い。観光客だけでなく市民にも楽しんでほしい」とアピールしている。