JO1・川西拓実&鶴房汐恩 〝弟分〟INIと「一緒に時代を変えたい」

11人組ボーイズグループ「JO1」が5月25日にセカンドアルバム「KIZUNA」を発売する。メンバーの川西拓実(22)と鶴房汐恩(21)がよろず~ニュースの取材に対し、ファンとの絆や昨年11月にデビューした後輩グループ・INIへの思いなどを語った。

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JO1の川西拓実(左)と鶴房汐恩(撮影・吉澤敬太)

―セカンドアルバム「KIZUNA」を歌う際に意識したことは。

鶴房:表題曲「With Us」のレコーディングでは特に「俺、強いんだ」という感じで歌いました。自分が強くなった気分になる曲だと思っていて、自信を無くした時に聞いてほしいです。

川西:僕は去年、初めての有観客ライブをやらせていただいて、そこでこれからもどんなことがあってもずっと一緒にいたいと感じた気持ちを込めて歌いました。「With Us」はどんな困難があっても、困難すらも楽しんで一緒にトップを目指そう、楽しもうという曲です。一緒にトップを目指している過程がかけがえのないものだと思うんですが、トップが具体的に何かということは僕もわからないです(笑)。

まっすぐ前を見つめるJO1の川西拓実(撮影・吉澤敬太)

―これまでの活動で困難に感じたことは。

川西:デビュー(2020年3月)する前からコロナ禍になったことが…。正直、何のためにデビューしたのかなと思うことが何回もあったんですけど、その中で応援してくださった方がいて、そういう方のためにももっと頑張らないと、と思います。

―オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」(通称・日プ)から初めてデビューしたボーイズグループとして、また、芸能事務所「LAPONEエンタテインメント」に初めて所属したグループとして、先頭を走り、道を作ってきた。難しかったと思うことは。

鶴房:僕らも芸能界が初めてで、LAPONEの会社自体も一から作られたところだったので、一緒に成長していっているんじゃないかと。最初の頃は「あそこは仕事が(手が)回ってなかった」ということもありました。例えばタクシーの手配ができていなかったとか、ほんまに軽いことですけど。僕らもミスがいっぱいあって、会社もできたばかりなので、お互いに慣れてきて一緒に成長しているのかな。

インタビューに答えるJO1の鶴房汐恩(撮影・吉澤敬太)

川西:雑誌やテレビなどいろいろな媒体に出てJO1を知ってもらうことが僕的には難しかった。出演できるように事務所が頑張ってくれただろうし、僕らもみなさんに知っていただけるようにいい形で出たいと思って、本当に難しさを実感した。一回一回が勝負だなと思いながらやっています。

―「LAPONE―」と歩んで3年目の今の状況は。

鶴房:まだまだじゃないですかねー(笑)。言い方が悪いかもしれないですけど、お互いにまだまだ成長できると思う。会社も僕らも同じ歴(れき)なので、今からまだまだ頑張りましょう。

爽やかにほほ笑むJO1の川西拓実(左)と鶴房汐恩(撮影・吉澤敬太)

―昨年11月には、日プの「SEASON2」から新たなボーイズグループ「INI」がデビューした。弟分にライバル意識を持つことは。

川西:あまりそういうことをJO1で話したことはないんですけど、個人的には、お互いが切磋琢磨し合えるのかなと。お互いにとってプラスの存在になると思います。

インタビューに応じるJO1の川西拓実(左)と鶴房汐恩(撮影・吉澤敬太)

―JO1が切り開いた跡をINIがたどることについては。

川西:逆(のパターン)も、もしかしたらあるかもしれないですし。僕らが(先にやっている)とかINIが、とかではなく、同じ会社のボーイズグループとして一緒に戦って一緒に時代を変えたいなって思います。JO1というジャンルを知ってもらって、愛してもらえたら。

鶴房:「エヴァンゲリオン」のシンジくんとかレイちゃん、アスカちゃんとかではなくカヲルくんになるみたいなことです(笑)。K-POPとかJ-POPのジャンルの一部ではなくて、JO1という唯一無二の存在でいたいです。

(よろず~ニュース・今井 佳奈)

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