栃木県内のゴールデンウイーク渋滞予測 最大は5日の東北自動車道上り

 ネクスコ東日本は24日までに、ゴールデンウイーク(GW)期間(4月28日~5月8日)の高速道路の「渋滞予報ガイド」を同社ホームページで公開した。県内でピーク時に10キロ以上の渋滞が予想されるのは全て東北自動車道。下りは5月3、4日、上りは同1日と3~5日に混雑する見通し。特に5日午後から夜にかけて上りの上河内サービスエリア(SA)付近では、ピーク時に45キロの渋滞が予測されている。GW期間の同社の渋滞予測公表は3年ぶり。

 県内で期間中に予想される渋滞は下りが3回、上りが4回。下りは3日朝から午後にかけて、上河内SA付近を先頭に25キロ、栃木インターチェンジ(IC)付近を先頭に20キロ。4日も午前から午後にかけて上河内SA付近を先頭に15キロを見込む。

 上りの4回は全て上河内SA付近を先頭に発生する見通し。いずれも午後から夜にかけてで4日は35キロ、5日は45キロと予想している。

 同社は例年、長期連休に合わせて渋滞のピーク時間や区間の予測を公表してきた。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で見通しが不透明だとして、2020年のGWから発表を見送っていた。一方で交通量がコロナ前の水準に回復していることを踏まえ、一部の情報については昨冬の年末年始から提供を再開した。

 担当者は「全国的には一部に利用の回復が遅い路線もあり、渋滞状況が変化することも考えられる」とした。県内の北関東自動車道では10キロ以上の渋滞予報は出ていない。

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