男体山を含む日光連山の開山祭が25日、日光市中宮祠の日光二荒山神社中宮祠で行われ、登山シーズンが始まりを告げた。
新型コロナウイルス禍のため3年連続で規模を縮小し、地元の代表や警察、消防関係者のみが参列。拝殿で神事を行った後、中麿輝美(なかまろてるみ)宮司がかんぬきを外し、神職2人が登拝門を開けた。
今年は男体山頂に同神社の奥宮ができて1240年となる。中麿宮司は「節目の年なので、できるだけ多くの皆さま方に登拝していただければ」と話した。さいたま市から訪れ、開山を偶然知った石川弘(いしかわひろし)さん(67)、知子(ともこ)さん(63)夫妻は1合目まで登り、「少したったらまた来たい」「今度は2合目まで」と再挑戦を期していた。男体山登山は11月11日の閉山日まで楽しめる。