諫早駅東口 公共交通広場 29日供用開始 バスターミナルも5月16日移転

供用が始まる公共交通広場=諫早駅東口

 今年9月の西九州新幹線開業に向け、路線バスの乗降場などとして長崎県諫早市が諫早駅東口に整備した公共交通広場が、大型連休初日の29日午後1時に供用開始する。合わせて駅近くのバスターミナルも同広場が面する再開発ビル「イーサ」1階に5月16日、移転する。
 同広場に隣接し、JRや島原鉄道、再開発ビルに入る店舗などの利用者の送迎に利用できる一般交通広場は昨年、先行して供用が始まっている。公共交通広場の完成でビル建設を含む同駅東地区第二種市街地再開発事業(約1.9ヘクタール、総事業費約126億円)がほぼ整い、秋の新幹線開業を待つことになる。

完成した諫早駅東口公共交通広場

 公共交通広場は約4200平方メートル。県営バスなどのバス乗り場6カ所、降り場1カ所、タクシー乗降場各1カ所、身体障害者用乗降場1カ所などを備える。
 バスの乗り入れは5月16日の始発便から。同日、「イーサ」1階にバスターミナルが移転し、待合室は午前6時から、窓口は同10時から業務を始める。
 同駅西口にも、新幹線開業までに一般やタクシーなどの乗降場となる交通広場が整備される予定。


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