京浜急行電鉄(横浜市西区)は27日、観音崎京急ホテル(神奈川県横須賀市)の営業を9月30日で終了すると発表した。リゾート施設などを展開する共立メンテナンス(東京都)が運営する新たなホテルとして、2023年春~初夏ごろにリニューアルオープンする予定。
これまで同ホテルは京急グループが運営していた。京急電鉄によると、リニューアルは、同社が総合経営計画に掲げる「都市近郊リゾートみうらの創生」の一環。共立メンテナンスの持つリゾート事業のノウハウを生かして、三浦半島エリアの観光活性化や魅力向上を目指すとしている。ホテルの土地と建物は、引き続き京急電鉄が所有する。
既存ホテル内のレストラン各店舗や、温浴施設「SPASSO」、グランピング施設「snow peak glamping 京急観音崎」も9月30日に営業を終了する。ただ、リニューアル後も宿泊機能や温浴施設は継続する方針。新ホテルの名称や詳しい内容は今後、発表するという。
観音崎京急ホテルは1985年に開業。東京湾に面し、浦賀水道を行き交う船を臨める眺望抜群のホテルとして親しまれてきた。
共立メンテナンスは、絶景が特長のリゾートホテル「ラビスタ」や、ペットとの滞在を楽しむ「ルシアン」シリーズなどを全国で展開している。