5月8日の母の日を前に、栃木県内の花卉(かき)農家で、カーネーションの出荷作業が最盛期を迎えている。
Web写真館に別カットの写真
さくら市押上、農業長島秀行(ながしまひでゆき)さん(56)方では、約30アールのハウスで年間約30万本のカーネーションを出荷。ピンク色の「マホ」や白色の「アスペン」など12品種を栽培している。
27日は花の成長度合いをそろえる「芽かき作業」に追われ、ハウス内に「パキパキ」と花の付け根を折る音が響き渡った。3~5月の繁忙期は一日当たりの出荷が3千本以上に及ぶこともあるという。
長島さんによると、コロナ禍で家族の対面機会が減る一方で、むしろ贈花の需要は高まっているという。長島さんは「この機会にきれいな花で日頃の感謝を表してみては」と話した。