とことこお店めぐり 寿し芳 進化を続けるすし屋

 創業46年のすし屋。妙高市役所の近くに店を構えている。すしネタの魚は市場の他、提携する釣り船から仕入れている。

 「おまかせ握り13貫」(税込み6050円)を最近になってメニュー化した。仕入れ状況によってネタを変えている。ある日の13貫はスルメイカ、大トロ、アワビ、マグロ、コハダ、ズワイガニ、ホッキ貝、カジキ、メバル、ウニ、マグロの皮のみそ漬け、イクラ、穴子となっていた。細かく包丁を入れたり、わらであぶったりしたものを含め、仕込みに手が掛かっていた。

「おまかせ握り13貫」の一例。玉子はサービスで付く

 妙高産コシヒカリを酢飯に使用。2代目店主の東條隆人さん(46)は「最後に米のうまみが残って、また食べたいと思ってもらえるように握っている」と話す。わさびは糸魚川産を使っている。

 店によると、特上すし(税込み2750円)や、昼限定である多満麺セット(同1650円)の注文が比較的多い。同セットの麺は、3種類(かんずり、野草炭、青のり)から一つを選ぶようになっている。

 県外で修業し、店主になって20年。東條さんは「一生勉強。『これでいい』というのはない」と話している。

 カウンターと座敷で35席あり、50人の宴会場がある。

・妙高市田町1―5―1

・午前11時30分から午後1時30分まで、午後5時30分から同9時30分(LO)まで

・月曜定休

・☎0255・72・0124

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