大型連休の天気 30日(土)と中盤は晴れる日も 後半は再び下り坂か

 北日本や東・西日本の日本海側は、きょう(木)午後も晴れる所が多い見込み。関東など太平洋側で雲の取れにくい所でも、天気の崩れはほとんどない見込み。ただ、あす(金・祝)は西日本~東北で雨となり、雨や風の強まる所がありそうだ。今年の大型連休は雨に始まり、雨で終盤を迎えるかもしれない。

天気日替わり

 九州南部は今夜遅くから雨が降り出し、あす(金・祝)午前中は西日本を中心に雨となる見込み。九州や四国を中心に、局地的に雷を伴い激しく降るおそれがある。午後は雨の中心が東日本や東北に移り、東海や関東の沿岸で雨脚の強まる所がありそうだ。風の強まる地域も多く、東京都心は夕方以降、傘を差しても足元に雨が吹き込む状態になる見込み。気温も下がるので、服装や靴に気を付けたい。

30日(土)短い回復

 土曜日は北日本、東・西日本の日本海側を中心に、すっきりと晴れる地域が多い。風が冷たいくらいの所もあるが、昼間は日差しの明るさの方が勝ると思われる。ただ、天気の変化が早く、1日(日)は中国、四国、近畿から東北にかけて天気が崩れる予想で、夜は関東でも雨が降る見通し。

北・東日本は不安定

 2日(月)は北海道を中心に雨だが、上空に寒気が流れ込むため、東北や東日本も天気が変わりやすくなりそうだ。特に関東は、2日(月)午前は晴れ間があっても、午後はにわか雨や雷雨の可能性がある。一方、西日本は2日(月)~3日(火・祝)とも晴れて、快適な陽気となる所が多い見通し。

4日以降の天気

 4日(水・祝)は北日本で不安定な天気となるが、東・西日本は晴れる見込み。5日(木・祝)~6日(金)日中は広く晴れる予想だが、6日夜には西から雨雲が近づき、7日(土)~8日(日)は西・東日本を中心に、現段階の予報より広く天気が崩れる可能性がある。(気象予報士・高橋和也)

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