ジョニー・デップの元妻 裁判で2つのパーソナリティ障害が明らかに

アンバー・ハード(36)が、臨床心理学者により2つのパーソナリティ障害と診断された。鑑定を担当したシャノン・カリー氏は、バージニア州フェアファックスの裁判所で行われているアンバーに対する元夫ジョニー・デップ(58)からの名誉毀損訴訟の審問で、アンバーは境界性パーソナリティ障害(BPD)と演技性パーソナリティ障害(HPD)を発症していることを明らかにした。

ジョニー側の弁護団から証人として呼ばれたカリー氏は、「ハード氏の鑑定の結果は2つの診断を裏付けるものになります。境界性パーソナリティ障害と演技性パーソナリティ障害です」と話した。

同氏は当初関係書類の調査のために雇われたものの、昨年10月にアンバーの心理学鑑定を依頼されたという。

カリー氏は、アンバーがジョニーとの破局後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を「著しく誇張した」と指摘。またアンバーの境界性パーソナリティ障害は「放棄されることに対する内在の恐怖」により、それを阻止しようと「必死で努力する」傾向が見られるそうで、「関係は非常に激しく極度に親密に始まります。お互い完璧なソウルメイトと感じ、最初は全てが素晴らしく思われますが、現実には人々は完璧ではありません。私達の殆どは、人々を全体で受け入れますが、BPDの人の場合、それが極端になり、相手が理想的な存在から、ゴミのように完全に価値が低下し最悪となります。そして、この障害を持つ人は自責の念にかられ、修復をするのです」と説明した。

またジョニーに対しては同様の鑑定を行っていない同氏は、アンバーのBPDは「洗練され」「計算された」ものだとした上で「彼らは一緒にいたい人々の人格になるのです。服の選び方や興味、歩き方などです」と続けた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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