大型連休中の新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた臨時の無料検査所が28日、JR宇都宮駅東西自由通路に設置された。旅行や帰省を控えた人たちが次々に訪れ、抗原検査を受けた。
検査所は、国の方針を受けて県が設置。受け付けでスタッフが身分証などを確認した後、パーティションで仕切られたブースに移動し、自分で鼻腔(びくう)から検体を採取する流れとなっている。結果は15~30分後に判明する。
午前8時に開設されると早速、数人が訪れ、抗原検査キットを受け取っていた。この日、終了時間の午後6時までに計155人の利用があった。
宇都宮市宮原1丁目、上野久男(うえのひさお)さん(73)は「妻の実家がある福島に行くので親族を心配させないために検査を受けた。手順には少し戸惑ったが、受けてよかった」と話した。
検査所の開設時間は午前8時~午後6時。5月8日まで。
また県は28日、大学・短大などに出向き、希望する学生や職員らにワクチンを打つ巡回接種も開始した。