【28日】長崎県内は664人  新規クラスター7件

左から新型コロナウイルス感染者の入院状況 (27日午後7時現在)、28日発表の市町別感染者数

 長崎県などは28日、県内19市町で664人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。新たに7件のクラスター(感染者集団)が発生した。
 新規クラスターのうち4件は佐世保市。内訳は市立学校8人、県立高11人、別の県立高7人、医療機関10人。長崎市は県立学校7人、障害者福祉施設7人の計2件。西彼長与町の高齢者施設で13人の陽性が確認された。
 既存のクラスターは長崎市の田川療養所で64人(15人増)、西彼長与町の保育園で17人(2人増)、壱岐市立中で21人(4人増)、対馬市の県立高で9人(1人増)に拡大した。
 県議会事務局によると、県議1人が感染。27日に発症し、陽性と判明した。
 長崎市は新型コロナウイルスワクチンの3回目集団接種で、米ファイザー製ワクチンの対象を現行の12~17歳から12歳以上の全年齢に拡大すると発表。5月14日からの接種分について市ホームページなどで予約受け付けを始めた。市は「1、2回目に米モデルナ製を接種し、副反応などで3回目を躊躇(ちゅうちょ)している人がいたら検討を」としている。


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