【19日】長崎県内556人コロナ感染 1人死亡 病床使用率3日連続20%超

左から 19日発表の市町別感染者数、新型コロナウイルス感染者の入院状況(18日午後7時現在)

 長崎県などは19日、県内20市町で計556人の新型コロナウイルス感染者を確認し、入院中だった長崎市の60代女性が亡くなったと発表した。新規感染者が550人を超えたのは2月10日以来。10代以下が291人で半数以上を占めた。高校などで新たなクラスター(感染者集団)3件が発生。感染再拡大の影響で病床使用率は17日以降3日連続で20%を超えている。
 新規クラスターのうち、島原市の県立高は15人が感染し、19日から2学級を閉鎖。西彼時津町の高齢者施設は利用者4人、職員8人の計12人が陽性となった。平戸市のこども園は園児8人、職員4人の計12人が感染した。
 既にクラスターが発生していた長崎市の学生寮は新たに21人の陽性が分かり、計31人に達した。松浦市の小学校も新たに学校関係者6人が感染し、計14人に。五島市の市立学校の部活は新たに関係者1人の陽性を確認し、計6人になった。
 休校や学年・学級閉鎖も相次いだ。長崎市教委によると、新たに1小学校を休校。別の1小学校の1学年、1中学校の1学級を閉鎖した。18日から1学級を閉鎖中の小学校は別の1学級も閉鎖。このほか諫早市立小1校の2学級、五島市立学校1校の1学年が閉鎖になった。
 県は17日時点のワクチン接種状況も公表。1回目は81.6%、2回目は80%、3回目は53.5%が終えた。


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