春の叙勲 宮城県内から県体操協会会長の熊谷正儀さんら92人が受章

春の叙勲の受章者が29日に発表され、宮城県内からは92人が選ばれました。

叙勲には、社会のさまざまな分野で顕著な功績を挙げた人に贈られる旭日章と、国や地方公共団体の公務に長年にわたって従事してきた人に贈られる瑞宝章があります。

県内の旭日章の受章者は22人で、このうち、元・日本弁護士連合会副会長の松坂英明さん(70)が旭日中綬章を受章しました。

県体操協会会長の熊谷正儀さん(74)は長年の体操界への貢献が高く評価され、スポーツ振興功労で旭日単光章を受章しました。秋田県出身の熊谷さんは高校時代に体操と出会い、大学卒業後は指導者の道へ。全国高校総体や、2001年の宮城国体などの運営にも力を尽くしました。

熊谷正儀さん「日々(子どもたちが)進化していく過程を共に楽しめるというところが体操のいいところで、(自分も)続いているんじゃないかと思いますね」

74歳の今も、仙台市内の3カ所で体操施設を運営する傍ら、子どもたちや後輩の指導者への助言を続けています。

熊谷正儀さん「やっぱり永遠の輝けるもの、道の一番向こうに輝いているものが体操って感じがします。このままできるところまで体操とどこまでもお付き合いしてできる限りやっていきたい」

また瑞宝章の受章者は70人で、東北大学名誉教授の江刺正喜さん(73)、元国立病院機構宮城病院長の斎藤博さん(78)、室蘭工業大学名誉教授の嶋影和宜さん(81)がそれぞれ瑞宝中綬章を受章しました。

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