記者の上越推しスポット〈3〉妙高高原ビジターセンター 国立公園の玄関口に

 今月1日にグランドオープンした妙高高原ビジターセンター。6市町にまたがる妙高戸隠連山国立公園について楽しみながら知ることができ、フィールドへ出掛けるきっかけを与えてくれる。来館者数は多い日で1000人を超えている。

 所在地は妙高市関川で、いもり池湖畔。環境省が建て替えを行った。館内の広さは、2019年9月に閉館した旧センターの2・5倍となっている。工事に3億円を掛けた展示室をメーンに、カフェやアパレルショップなどがある。

平屋建て施設のメーンになっている展示室。入館無料

 展示室はシアター、ジオラマ、標本、美術館で構成されている。シアターのコンテンツは約20種類。来館者が選択する。きれいな映像とプロジェクションマッピングを通じ、同国立公園の多様な魅力、物語性などを学ぶことができる。

 ジオラマはライチョウの四季の様子や、冬の森における動物たちの過ごし方を紹介。五つの毛皮を触って、どの動物かを推理する面白さなどがある。

 展示室について松井茂館長は「自由に見て、時間をかけて楽しめる。体験型になっている」と話す。

 いもり池はミズバショウの季節になっている。5月3日に艸原祭(そうげんさい)が幕を開ける。

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