きのう29日(金)からゴールデンウィーク(以下、GWと表記)が始まったが、初日のきのうは広い範囲で雨や風が強まった。GW2日目のきょう30日(土)は西～北日本で青空が広がり、例年のGWらしい晴天になりそうだ。また、連休半ばも晴れる所が多い見通し。

やっとGWらしい青空に

　きのう29日(金)は低気圧や前線が日本付近を通過した影響で雨や風が強まり、東北地方では雪の降った所もあったと見られる。連休初日は洗濯や外出にはあいにくの天気の中でのスタートとなったが、連休2日目のきょうは大陸から移動してくる高気圧に覆われて、夕方にかけて穏やかによく晴れる所が多い見込み。予想最高気温は20℃前後で湿度は50％前後の所が多い見通しで、人が最も過ごしやすいと感じる陽気になる所が多くなりそうだ。
　北海道から東北北部付近にかけては乾燥注意報が発表されているため、火の取り扱いには注意が必要。

あすはまた雨具の出番の所も

　ただ、天気の移り変わりは早く、あす5月1日(日)は日本付近に2つ低気圧が進む予想。この影響で四国東部から北海道の広い範囲で天気は下り坂となりそうだ。早ければ、四国東部や近畿、東海の一部では今夜から弱い雨が降り出す可能性がある。

あさって以降連休半ばは広く晴天に

　あさって2日(月)は西日本～東北では日ざしが戻り、5日(木)ごろにかけてだいたい晴れる所が多くなる見込み。最高気温は25℃以上の夏日になる所もあり、こまめな水分補給をして過ごした方がよさそうだ。
　一方で、北海道付近には次々と低気圧が発達しながら通過する見通しで、あす以降も4日(水)ごろにかけて雨が降り、雨や風が強まるおそれがある。また、沖縄や奄美付近には前線が停滞しやすく、雨やくもりの日が多くなりそう。沖縄や奄美では梅雨入りが近そうだ。

（気象予報士・鈴木悠）