あさって26日(火)~27日(水) 西~北日本の広い範囲で荒れた天気のおそれ

 きょう24日(日)は西~東日本で本降りの雨だが、あす25日(月)には全国的に穏やかな青空が広がる見通し。
 ただ、この晴れは長くは続かず、あさって26日(火)から27日(水)には低気圧や前線が発達しながら近づき、西~北日本の広い範囲で荒れた天気となるおそれがある。

九州南部や奄美は夕方にかけて土砂災害に注意

 きょう24日(日)は、西から前線を伴った低気圧が近づき、西日本から東海地方を中心に雨が降っている。特に九州では南部を中心に雷を伴い雨脚の強まった時間があり、午前11時現在、大雨注意報が発表されている所がある。
 西日本の雨は夕方ごろにはやむ所が多い見通し。ただ、九州南部や奄美地方では夕方にかけて土の中の水分が残りやすいため、土砂災害に注意が必要だ。雨はやんでも、崩れやすい所には近づかない方がいいだろう。

関東でも午後は本降りの雨に

 関東地方も午後は各地本降りの雨で、東日本の雨は夜遅くにやむ所が多い見通し。これから外出する場合は大きめの傘を持っておいた方がいいだろう。 北日本はおおむね晴れる所が多いものの、南風は今夜遅くにかけて強めに吹く状態が続く見通しだ。

あすは穏やかに晴れるもあさってからは大荒れのおそれ

 この先、天気は短い周期で変わりやすそうだ。あす25日(月)は大陸から移動してくる高気圧に覆われ、広く穏やかに晴れる見込み。日ざしとともに季節外れの暑さも戻り、予想最高気温は西~東日本で25℃以上の夏日になる所が多い予想。東京都心で26℃、名古屋では28℃と30℃近くまで上がる所もありそうだ。
 ただ青空は長くは続かず、あさって26日(火)から27日(水)にかけては低気圧や前線が発達しながら日本付近に近づく見通し。広く雨や風が強まり、予想より発達した場合は大荒れの天気となるおそれがある。あすの晴れ間を有効に使い、悪天への備えをした方がよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

© 株式会社ウェザーマップ