“恐竜タクシー”出発式 博物館とタイアップ 長崎・ラッキー自動車

恐竜のラッピングタクシーの前であいさつする星山氏=JR長崎駅

 迫力ある恐竜を車体にあしらったラッピングタクシーの出発式が28日、長崎市尾上町のJR長崎駅であった。ラッキー自動車(同市)が市恐竜博物館とタイアップ。5台を1年間ほど走らせる。
 昨年10月にオープンした同博物館を新たな観光名所としてアピールしようと企画。ティラノサウルス科など県内で化石が見つかった恐竜をデザインしている。
 同社は29日から、長崎市内の宿泊施設や同駅を発着点に、野母町の同博物館や隣接の市軍艦島資料館を周遊するタクシー旅行プランの取り扱いを開始。新型コロナウイルス対策で移動時の人との接触を減らせるとして、県民や修学旅行客、個人旅行客に売り込む。
 式で同博物館の指定管理者代表企業、大成不動産システム(同市)の星山信一代表取締役は「1億年前の恐竜がまちを練り歩くことになる。喜んで乗車、来館いただけるのではないか」とあいさつ。ラッキー自動車の川添暢也社長の号令で出発した。


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