ランドセル商戦早くもピーク 老舗メーカーがワークショップ

ミニランドセルを作る子供たち=30日午後、宇都宮市インターパーク6丁目

 来春、小学校に入学する新1年生向けのランドセル商戦が早くもピークを迎える中、上三川町天神町の老舗ランドセルメーカー大峽製鞄(おおばせいほう)宇都宮工場は30日、宇都宮市インターパーク6丁目の地域コミュニティー施設「ミナテラスとちぎ」で手のひらサイズのミニランドセル作りのワークショップ(WS)を開いた。

 展示販売会の傍ら、手作りの良さを味わってもらおうと予約制でWSを開催。この日は18組の親子が参加し、廃材となった革を活用し、ホックなどのパーツを取り付ける作業に熱心に取り組んだ。

 家族で来場した宇都宮市末広2丁目、大出(おおいで)萌叶(ほのか)ちゃん(5)はラベンダー色のミニランドセルを作り、「(パーツを)トンカチで打つのが楽しかった」と満足げ。現在は幼稚園の年長で、来春の入学に向け「本物のランドセルは水色も、ピンクも紫もいいな」と夢を膨らませていた。

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