今季のCL、準決勝までの「最高10選手」

ついに準決勝まで到達してきたUEFAチャンピオンズリーグ。クライマックスまであと少しという状況となっている。

今回は『Fansided』から「準決勝までのUEFAチャンピオンズリーグでもっとも優れていた選手10名」をご紹介する。

10位:クリスティアーノ・ロナウド

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

今季最も驚きだったものの一つが、クリスティアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド復帰だった。大ベテランとなった彼がクラブに戻ってくることに賛否両論はあり、実際にシーズンが進んでも批判を受けていた。

しかしチャンピオンズリーグで彼が重要なゴールを多く決めたことは確かであった。クラブもアトレティコ・マドリーを相手に敗れてしまったとはいえ、今季のチャンピオンズリーグで存在を証明した選手の一人である。

9位:ルカ・モドリッチ

クラブ:レアル・マドリー

すでに36歳となっているという事実を信じられないような選手だ。まさに年齢は数字でしかないということを表している。トーニ・クロースやカゼミロとともに重要な役割を果たし、チームの集合的プレーに大きな影響を与えている。

パリ・サンジェルマン相手の逆転勝利、さらに先日の苦しいマンチェスター・シティ戦での奮闘。彼が持っているビジョンはいまだに誰も匹敵するものがいないほどのものだ。

8位:ジョアン・カンセロ

クラブ:マンチェスター・シティ

ユヴェントスは彼を放出したことを後悔しているかもしれない。ボールを持っているときの技術のみならず、ピッチ上で必要なことを必要なポジションで行うことができ、活躍するためには何をしなければならないかをよく知っている。

フレキシブルというのは彼のためにある単語のようだ。サイドバックでありながらもどんなエリアにも顔を出し、ドリブルとパスの使い分けも的確。もちろんアシストの技術も素晴らしい。今はキャリアのピークにあり、非常に一貫性あるプレーを見せている。

7位:ヴィニシウス・ジュニオール

クラブ:レアル・マドリー

ヴィニシウス・ジュニオールはまだ若いものの、今季はキャリアの中で最高のシーズンになっているといえよう。しばらくはゴールが取れないと批判を受けていたものの、その印象はすでに霧散している。

気が使えるカリム・ベンゼマとのコンビネーションはまさに圧巻。ボールを持てば素晴らしいドリブルを見せ、スペースに入れば機敏な動きでパスを引き出す。そのダンスのようなキレにはどんなチームのファンも魅了されてしまうだろう。

6位:トーマス・ミュラー

クラブ:バイエルン

バイエルン・ミュンヘンはビジャレアルに敗れるというまさかの結末を迎えたが、そのチームの中で誰か注目に値した選手がいたかといえば、トーマス・ミュラーをあげなければならない。

10番を背負った32歳の生え抜きは、バイエルンの攻撃において非常に重要かつ強力な役割を果たしており、チャンピオンズリーグでも多くのゴールとアシストを生み出してきた。

5位:ティボー・クルトワ

クラブ:レアル・マドリー

チェルシーからレアル・マドリーに移籍してからしばらくは強烈な批判を受けていたクルトワ。人格面も疑問視されるなどメディアのターゲットになっていたが、今やその雰囲気はない。いまや間違いなく世界最高のキーパーとして評価される存在になった。

この2シーズンのレアル・マドリーではまさに最大の救世主であり、あらゆる守備のミスをカバーしている。チャンピオンズリーグでも数多くのセービングを成功させており、彼の活躍無くしてレアル・マドリーの準決勝進出はなかっただろう。

4位:キリアン・エムバペ

クラブ:パリ・サンジェルマン

まだ23歳という若さのキリアン・エムバペであるが、すでにパリ・サンジェルマンの歴史上2位となる得点者であり、アシストでも4位である。ワールドカップでも優勝し、チャンピオンズリーグでも準決勝を経験している。

リオネル・メッシやネイマールがいても彼の存在は圧倒的であり、そのスピードと飛び出し、ドリブルでの仕掛け、そして正確無比の冷静なシュートは信じられないほどのもの。今季のチャンピオンズリーグで6ゴール6アシストというのはダテではない。

3位:セバスティアン・アレル

クラブ:アヤックス

アヤックスはチャンピオンズリーグで安定したプレーを見せるチームの一つ。生え抜きの若手を重視するクラブとして知られるが、タディッチとこのアレルについては異例にも他から「買われた」中堅選手だ。

テン・ハフ監督の下でさらに成熟した彼は非常に危険なアタッカーに成長し、今季は8試合で11ゴール2アシストと大爆発。今夏はさらなるビッグクラブへの移籍が噂されている。

2位:ロベルト・レヴァンドフスキ

クラブ:バイエルン

トーマス・ミュラーとともにバイエルンの攻撃において重大な存在となっているレヴァンドフスキ。チームがビジャレアルに敗れてしまったことから優勝には届かなかったものの、毎年のように安定した得点力を見せる。

今季のチャンピオンズリーグでは10試合で13ゴール3アシストという成績で、しかも2つの試合でハットトリックを決めている。

1位:カリム・ベンゼマ

クラブ:レアル・マドリー

ベンゼマは2009年にクリスティアーノ・ロナウドやシャビ・アロンソ、カカらとともにレアル・マドリーへと加入した。そして、その中で唯一それから白いユニフォームを着続けている選手だ。

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今季のチャンピオンズリーグで10試合14ゴール。その結果は圧倒的なものであるが、それ以外にもチームメイトのためにチャンスを数多く供給しており、前代未聞の影響力を発揮している。

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