バスケットB3 “王者”長崎ヴェルカ、ホーム凱旋 最終節初戦は岐阜に快勝

優勝セレモニーでトロフィーを掲げて喜ぶヴェルカの選手たち=県立総合体育館

 バスケットボール男子のBリーグ3部(B3)最終節第3日は4月30日、長崎市の県立総合体育館などで6試合が行われ、前節のアウェー岩手戦で優勝を決めていた長崎ヴェルカは岐阜に103-81で快勝した。試合後に優勝セレモニーが行われ、コート中央に集まった選手、スタッフらが、ホーム最多となる2542人の観客と喜びを分かち合った。
 セレモニーでは、B3の堀井幹也理事長がフォワードのジェフ・ギブスに優勝トロフィーを授与。ギブスの合図で紙吹雪が舞うと、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。

【長崎―岐阜】第2クオーター2分、ヴェルカのガード狩俣がドライブインからシュートを決めて35点目=県立総合体育館

 続いて、共同主将のガード狩俣昌也が「1シーズン、熱く、暖かく応援してくれたブースターのみなさん、ありがとうございます」とあいさつ。伊藤拓摩監督は「これまで一度も優勝という言葉を口に出さず、日々成長することに集中し続けたことが結果になった」と今季を総括した。

 最後に岩下英樹社長が「みなさんとゼロからつくってきたチーム。来年も力を合わせて、このセレモニーと同じ時間を再現できように精いっぱい頑張る」と力強く宣言。伊藤監督らスタッフ陣が笑顔の選手たちから胴上げされた。
 最終日は1日、同会場などで6試合を実施。ヴェルカは午後2時から、今季の最終戦となる岐阜との2戦目に臨む。試合後はシーズン終了セレモニー、午後6時20分からは長崎市の浜町アーケードでパレードが予定されている。


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