敏腕代理人ライオラ氏が54歳で死去…家族がSNSで伝える

 サッカー界に大きな影響を与えてきた敏腕代理人ミノ・ライオラ氏が死去。54歳だった。

敏腕代理人ライオラ氏が危篤状態に…SNSで死亡説を否定「4ヶ月で2回も殺され腹が立つ」

 ライオラ氏の家族が30日、Twitterで「無限の悲しみの中で、私たちがこれまでで最も思いやりのある素晴らしいエージェントの死を共有する」と死去を報告。「ミノは最後まで、選手たちを守るため交渉に立つのと同じ強さで戦ってくれた。仕事を通じて多くの人生に触れ、現代サッカーの歴史に新たな一章を刻んだ。彼の存在は永遠に惜しまれるだろう」と伝えた。さらに、「選手にとってサッカーをより良い場所にするという彼の使命は、これからも変わらぬ情熱で続いていくだろう。この困難な時期に寄せられた多大なサポートに感謝すると共に、この悲しみの瞬間に家族や友人のプライバシーを尊重するようお願いしたい」と促している。

 1990年代にオランダとイタリアで頭角を現したライオラ氏は、デニス・ベルカンプやパベル・ネドベドのセリエA移籍のビッグディールに関与。最近ではポール・ポグバのマンチェスター・ユナイテッドへの当時世界最高額の移籍や、アーリング・ハーランドのワールドクラスへのステップアップを担った。一方、先日にはミラノの病院で危篤状態であることが明らかとなり、複数メディアが死亡を報道。主治医や公式アカウントが否定する事態に陥っていた。

ライオラ氏が54歳の若さで死去 Photo Matthew Ashton

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