栃木市のJR・東武栃木駅構内に設置され、誰でも自由に弾くことができるストリートピアノのお披露目式が1日、同駅改札前の連絡通路で行われた。
市によると、駅構内へのピアノ常設は県内初。地元の藤岡第二中で約20年間使われたグランドピアノを活用した。同校と藤岡第一中は今春統合され、「藤岡中」が新設された。
お披露目式では大川秀子(おおかわひでこ)市長やJR、東武鉄道両社の駅長らが除幕した。市出身のピアニスト川田将人(かわだまさと)さんは、ショパンや松任谷由実(まつとうやゆみ)さんらの名曲を演奏。駅の利用者らが足を止め、華麗な音色に聴き入っていた。
藤岡中3年川崎日椛(かわさきはるか)さん(15)も演奏を披露し、「生徒たちの慣れ親しんだピアノが受け継がれた。多くの人に弾いてもらいたい」と話した。