ブルージェイズ・加藤豪将がAAA級降格 ロースター縮小に伴う措置

日本時間5月2日、ブルージェイズは加藤豪将とボーデン・フランシスの2選手をAAA級バッファローへ降格させたことを発表した。ロックアウトの影響でスプリング・トレーニングが短縮されたことを考慮して開幕からアクティブ・ロースターが28枠に拡大されていたが、明日から従来の26枠に戻されることを受けての措置となる。なお、ロースター縮小と同時に、投手の登録人数も最大13人までに戻される予定だったが、メジャーリーグ機構と選手会の合意により、日本時間5月30日までは投手を最大14人登録できる。

プロ10年目にして初の開幕ロースター入りを果たした加藤は、日本時間4月10日のレンジャーズ戦で代走としてメジャーデビューを果たしたものの、直後にAAA級降格。日本時間4月15日に再昇格し、日本時間4月28日のレッドソックス戦で記念すべきメジャー初安打となる二塁打を放った。ここまで8試合に出場して7打数1安打、打率.143、出塁率.400、長打率.286、OPS.686を記録。今後はAAA級で結果を残しながら再昇格の機会を待つことになる。

メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は、加藤について「加藤は開幕ロースター入りのあと、4月は数試合に出場し、4月27日(現地時間)にはメジャー初安打となる二塁打を記録した。彼の汎用性と守備力を考慮すると、必要性が生じたときにすぐにメジャー再昇格を果たす有力候補と言えるだろう」と記している。野手に欠員が生じた際のメジャー昇格のファースト・チョイスという位置付けは今後も変わらないと思われる。

加藤とともにAAA級降格となったフランシスは、AAA級で開幕を迎え、日本時間4月26日、日本時間5月1日とここまでに2度のメジャー昇格を果たしている。日本時間4月28日のレッドソックス戦でメジャーデビューし、2/3回を投げて被安打1、奪三振1、与四球0で無失点。AAA級で先発ローテーションの一角を担い、加藤同様にメジャー再昇格の機会を待つ。

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