記者の上越推しスポット〈4〉坊ケ池湖畔 散策に憩いにどうぞ

 標高約500メートル、清里区青柳の集落の上にある周囲約2キロ、深さ約30メートルの池。古くから龍神伝説の池として知られる他、同区の水源として長く親しまれている。池の周囲には春日山城の支城だったとされる京ケ岳城跡、天体観測やプラネタリウムが楽しめる「上越清里星のふるさと館」がある。

青く澄んだ湖面に山の新緑が映る

 晴れた日に高台から市街地に目をやると、頸城平野から上越沖の日本海、佐渡、さらには能登半島まで望むことができる。山に目を向ければ妙高山、火打山がくっきりと見える。自転車やバイクで訪れる人には、特に人気のスポットだ。

 池は転落に十分注意した上で近くまで歩いて行くことができる。澄んだ青色の湖面に深緑の木々の緑が映って美しい。5月初旬はウグイスのさえずりを聞きながら湖面を眺めていれば心が落ち着く。池の周囲は舗装されており、1周して30~40分。ちょっとした散歩にも適している。

 土日祝日は湖畔の「ビュー京ケ岳」で、午前11時から午後3時までカフェの営業が行われている。同区上中條に1920(大正9)年落下した隕石(いんせき)から着想した「隕石カレー」や「山菜御膳」の他、コーヒーなどの飲み物を楽しめる。

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