ワンコイン高速船で那覇?名護「車と違う爽快感」 運行開始、利用者でにぎわう

 【名護】第一マリンサービス(那覇市)は4月29日、那覇と名護間を75分で結ぶ高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」の運航を開始した。第1便で約50人が名護漁港に降り立った。乗客からは「車とは違う爽快感があった」などの声が上がった。6月30日まで片道500円。7月以降は千円。

 那覇と名護、本部をつなぐ。那覇―名護は、那覇を午前8時半に出発して同9時45分に名護に到着する便と、午後4時45分に名護を出て同6時那覇着の2便。

 初日は、親子連れやサイクリング目的の客らでにぎわった。泉川寛覚さん(28)=西原町=は自転車と一緒に友人らと利用。「思った以上に早かった。また利用したい」と笑顔を見せた。松田光子さん(75)=名護市=は入港を見るため港に。「コロナが収まったら、地元の老人会のメンバーで乗りたい」と話した。

 (長嶺晃太朗)

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