WBOフライ級王者・中谷選手 2度目の防衛 地元の相模原市長に勝利報告

本村市長(左)に成果を報告した中谷選手=相模原市役所

 世界ボクシング機構(WBO)フライ級王座タイトルマッチで2度目の防衛を果たしたプロボクサーの中谷潤人選手(24)=相模原市緑区=が2日、市役所を訪れ、本村賢太郎市長らに結果を報告した。

 中谷選手は「MTボクシングジム」(同区西橋本)所属。「愛の拳士」のニックネームを持つ。2015年にプロデビューし、20年にWBO世界フライ級王座獲得。21年に初めて王座防衛を果たし、今年4月9日にさいたま市で行われた王座防衛戦でも勝利した。プロ戦績は23連勝。

 中谷選手は「多くの人の期待を超えるパフォーマンスをしたかった。いい結果が残せてほっとしている」と笑顔を見せた。今後は1階級上の「スーパーフライ級」への転級を目指す。将来的には「(全階級のボクサーを格付けしたランキングの)『パウンド・フォー・パウンド』に名を連ねたい」と意気込んだ。

 本村市長は「市民の誇り。大きな夢と感動を与えてほしい」とエールを送った。

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