モデルナ3回目 16歳男性誤接種 沖縄県が謝罪

 県は2日、3回目接種は18歳以上と定められているモデルナ社製ワクチンを、誤って16歳男性に接種したと発表した。玉城デニー知事は同日の会見で「本人とご家族に誤接種を行ったこと、県民に不安な思いをさせてしまったことに対して深くおわびを申し上げる」と陳謝し、再発防止を徹底する考えを示した。

 男性は4月30日に、広域ワクチン接種センターの臨時会場で接種を受けた。玉城知事によると接種の直後に誤りが発覚した。

 県と県医師会が本人と保護者に謝罪した上で、自宅で経過観察をすることに了承を得た。男性は1日時点で37.5度の発熱と、2回目接種時と同様の倦怠(けんたい)感があり、自宅で静養している。(池田哲平)

© 株式会社琉球新報社