祖谷のかずら橋 パート2 秘境の郷土料理食べ歩き

三大秘境のひとつ徳島県三好市祖谷。そして、祖谷といえば「かずら橋」。その昔ながらの橋に惹きつけられて、多くの人々が訪れる。そんな秘境の橋を、周辺の施設と共に詳しく紹介する。

【前回の記事はこちら】
祖谷のかずら橋 パート1 日本三大秘境の橋を渡る

かずら橋付近で楽しめる 祖谷の郷土料理 食べ歩き

かずら橋付近には、祖谷の郷土料理や軽食を提供している食堂がいくつかある。

はじめに目に入るのは、炭火で焼いている串焼きだ。

この串焼きは、でこまわしやアメゴなど。これらは、昔は囲炉裏で調理していたものだ。

名物でこまわし 祖谷特産のじゃがいもや地元のこんにゃく、そば団子、岩とうふの串焼き

「でこまわし」は、そば団子、祖谷のジャガイモ、岩とうふ、こんにゃくを串にさして甘みそをつけて焼いたもの。

その、囲炉裏でまわしながら焼く様子が、人形浄瑠璃の木偶人形を操っている様子に似ているためその名がついたとも言われている。

秘境のごちそう アメゴの串焼き

また、山深い地域らしく、清流でとれたアメゴ(サツキマス)も焼かれている。泳いでいるかにも見える様子で串に通されている。さっぱりとして、誰にでも好まれる味なので、ぜひ試してみて欲しい。

レトロな食堂でいただく郷土料理。なんだか懐かしい気持ちになる。

平家の落人が集った滝を眺めながらいただく祖谷そば

また、この食堂の並ぶエリアに「琵琶の滝」がある。ここは、昔、平家の落人が集い、琵琶の音を聞きながら遠く離れた京の都を偲んだと伝えられている。

この滝のすぐ隣の食堂では、店内から滝を眺めながら軽食をとることができる。

人気は山菜祖谷そば。もちろんそばは祖谷でつくられたものだ。

祖谷の大自然で育まれた貴重なはちみつのあるカフェとヤマガラ

そしてこの周辺には珍しくモダンなカフェが一軒ある。「森のくまさん」だ。

贅沢に地元のはちみつを使用したメニューなどを提供している。一番人気は、たっぷりのはちみつがついたパンケーキだ。その祖谷のはちみつの風味の濃さにも驚くことだろう。

また、このカフェでは、ヤマガラに手から餌を与え、この人懐っこい鳥とふれあうこともできる。

パート3では、 大型観光施設「かずら橋夢舞台」を紹介する。

【次の記事はこちら】
祖谷のかずら橋 パート3 かずら橋夢舞台

祖谷のかずら橋

Website:https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/

営業時間
4月~6月:8:00~18:00
7月・8月:7:30~18:30
9月~3月:8:00~17:00

かずら橋ライトアップ
毎日19:00~21:30 ※渡橋不可

(取材・文・写真: ショーン ラムジー)

© まるごと三好観光ポータルメディア