平戸市の長崎県立猶興館高(満行洋介校長、282人)1年生107人が、学級単位で連だこを揚げる同校の伝統行事が、同市北部の川内峠であった。
たこ揚げは1992年、歓迎遠足で3年生が連だこを揚げたのが始まり。学級ごとの一体感や団結力を培おうと、今では1年生が取り組む行事として定着した。
4月28日、生徒たちはそれぞれ「勉強を頑張る」「全国優勝」など自身の目標を書き込んだ連だこを、四つの学級ごとに1本の糸に結び、協力しながら春風に乗せて揚げた。途中で糸が切れて落下したたこを、諦めずに回収し、再挑戦した学級もあった。
増田明佳さん(15)は「きれいに揚がってびっくりした。みんなで力を合わせてつくったので成功してうれしい」と話した。
107人一致団結「連だこ揚げ」 平戸・猶興館高1年生
- Published
- 2022/05/03 10:15 (JST)
© 株式会社長崎新聞社