日本国憲法施行75年 「憲法記念日」に催し① 上越地域 憲法改正へ意気高まる フォーラム視聴

日本国憲法の施行から75年に当たる今年の「憲法記念日」。あらためて、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義について考え、憲法の在り方を深めようと、3日、上越でも催しが行われた。

上越市土橋の市民プラザでは「『憲法施行75年・憲法フォーラム』in上越」が開かれ、約50人が都内で行われた公開憲法フォーラムをオンライン視聴した。自民党新潟県第6選挙区支部主催。

オンライン視聴した上越会場であいさつする高鳥衆院議員

 フォーラムでは岸田文雄自民党総裁(首相)がビデオメッセージを寄せ、「施行から75年が経過し、時代にそぐわない部分、不足している部分は改正していくべきではないかと考える」と話した。新型コロナへの対応、ロシアのウクライナ侵略などを挙げ、「緊急事態に対する備えへの関心が高まっている。有事における迅速な対応を確保するため、憲法にどう位置付けるかは極めて重要な課題」とし、憲法改正へ意欲を見せた。さまざまな識者や各党代表、関係者が提言やあいさつを述べた。

 高鳥修一衆院議員(第6選挙区支部長)は「憲法改正はもともと必要」とし、「ウクライナの情勢を見ると、人ごとではない。現実的に国民の生命と財産を守らないといけない。防衛力の強化、日米同盟をより確実にしていく」と強調した。

 公開憲法フォーラムのオンライン視聴は糸魚川市大町1のヒスイ王国館でも開かれ、約50人が参加した。

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