春季県高校野球準決勝 関東出場2校決定 作新、七回猛攻6得点 佐野日大、投打で圧倒

6回、作新の高森が左越えに本塁打を放つ=清原

 第75回春季県高校野球大会兼第74回春季関東地区大会県予選第9日は3日、清原球場で準決勝2試合が行われ、作新学院と佐野日大が共にコールド勝ちで2年連続の決勝に進んだ。両校は21日から本県で開かれる関東大会に出場する。

 作新学院は栃木工に8-1で七回コールド勝ち。1-1の六回、高森風我(たかもりふうが)の本塁打で勝ち越し、七回は打者10人の攻撃で6点を奪った。準々決勝に続いて先発の左腕横尾潤(よこおじゅん)は7回1失点。栃木工の得点は六回の早乙女(そうとめ)亮生(りょう)の犠飛のみと苦戦した。

 佐野日大は青藍泰斗に9-1で七回コールド勝ち。初回に腰塚孔明(こしづかこうめい)の適時二塁打などで3点を先制し、計13安打で圧倒。左腕佐久間結人(さくまゆうと)が7回3安打1失点と好投した。青藍泰斗は六回、大豆生田優輝(おおまめうだゆうき)の適時二塁打で1点を奪うのみだった。

 関東出場残り1枠を懸けた3位決定戦は4日午前9時から、決勝は同11時半から同球場で行われる。

1失点完投でチームを決勝に導いた佐野日大の佐久間=清原

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