1958年創業!沖縄・那覇で味わえる歴史と伝統を受け継ぐ「琉球料理」

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1957年創業の琉球料理店

ゆいレール県庁前駅を降りて数分の所にある『琉球料理 美榮』。

オフィス街の路地裏に店を構える歴史と伝統を受け継いだ琉球料理店です!
なお店名の「美榮」は開業時の地である美栄橋町に由来します。

店内は琉球漆器の器や壺屋焼の酒器などが部屋を飾り、まるでここだけ異空間のよう。

料理は昼、夜、ともにコース料理のみ。

美しい朱塗りの盆や味のある琉球漆器盛り付けられた目でも楽しめる料理は、出汁や素材本来の味や香りを十分に堪能できる逸品ばかり!

「モーイの豆腐」

いばらのりという海藻を使ったやんばるの行事食として古くから伝えられてきた伝統料理!

寒天寄せのような食感で、滑らかな口当たり。磯の香りが食欲を誘う、さわやかな味わいです。

「金美人参の煮付け」

雑味のない味付けにすることで、人参独特の香りが薄い金美人参の甘さがより際立っています。

「ぽうぽう」

メリケン粉を水でといたシンプルな生地に、甘めの肉味噌を包んで棒状にクルクル巻いたもの。

モチモチの薄生地に肉味噌のコクが見事にマッチしています!

「なかみの吸いもの」

丁寧に下処理を施した豚の胃袋と腸を、鰹出汁と肉出汁の合わせ汁に添えた椀もの。

臭みは皆無で味わいはあくまでも淡白。あっさりと澄んだ上品な味わいには意表を突かれます…。

「芋くずあんだぎい」

さつま芋の澱粉を水でとき、蒸した紅芋と一緒に潰してからこね合わせて、塩を加えてさっと揚げたもの。

表面はサクサク、中はモチっとした食感で甘さは控えめな、おやつ感覚でいただける逸品です。

「みぬだる、昆布巻き、地漬の三点盛り」

みぬだるは、黒胡麻で覆われた真っ黒な豚肉の姿が蓑のようと名付けられた逸品。

豚肉の断面は白く、濃厚な黒胡麻と対照的なしっとりした上品な旨味が印象的。

昆布巻きは、甘さ控えめで昆布の旨みが石垣島産カジキの旨さを引き立てます。

地漬は、大根と瓜を塩で下漬けした後、黒砂糖で漬け込んだ保存食。

口に含むと広がる、黒砂糖が変化した独特の味わいが特徴的です。

「らふてえ」

三枚肉をゆでこぼし、醬油、泡盛、砂糖で2日がかりで甘辛く煮込んだ琉球料理を代表する逸品!

脂身が唇に吸い付くほどのとろける食感が印象的で、それでいて脂っこさやしつこさを全く感じさせないのがすごいところ。

澄んだ旨味と鼻に抜ける泡盛の香りで余韻まで愉しめます。

「ミミガーの和物胡瓜ピーナッツ和え」

下処理し塩漬けしたミミガーを塩抜きし、南京豆と胡瓜ともやしと和えたもの。

甘みと酸味のバランスが絶妙で、コリコリとした食感が楽しい!

「昆布いりち」

美しい包丁さばきには思わずうっとり!

柔らかい昆布は口の中で溶けるようで、うなるほどの深い旨みがあります。

「豚飯(とんふぁん)」

小さく切った肉、ニンジン、かまぼこなどを豚汁で炊いたご飯に、鰹出汁のきいた汁をかけて食べる料理。

この円やかで優しい味わいは〆に相応しいと感じさせます。

「ぬか漬け」

青パパイヤのぬか漬け。

酸味の爽やかさが素晴らしく、シャキシャキの食感が心地良い!

「冬瓜漬」

琉球王朝時代から王府や冊封使へ提供した琉球伝統菓子。

冬瓜のみずみずしい糖蜜の甘さが溢れだす良い味わいです。

伝聞をもとに復元した琉球の伝承料理は、特別な旅行の思い出をより良いものとしてくれること間違いなし!

那覇に訪れた際は、ぜひこちらの琉球料理をご賞味あれ!

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美栄

〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目8−8

*この記事は2020年11月時点の情報を基に作成しています。

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*この記事で使用している画像は、執筆者が撮影したものです。

ライター:ニッポンごはん旅・編集長

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