小泉進次郎・自民県連会長インタビュー「新時代の選挙を神奈川から」

小泉進次郎氏

 自民党県連会長に就任した小泉進次郎氏(衆院神奈川11区)が5日までに神奈川新聞社のインタビューに応じ、今夏の参院選での県連学生部を生かした広報の強化や、オンラインと集会を組み合わせた「ハイブリッド選挙」の展開に意欲を示した。

 小泉氏によると、県連学生部は月1回の定例会に10人以上が参加して勉強会などを開いているといい、活動量や人材面で「47都道府県の中で最強」と高く評価。インターネットに慣れ親しんだ世代でもあることから、「学生部のアイデアも組み込みながら、今までにないような広報戦略を展開していきたい」と語った。

 また、新型コロナウイルス禍の余波で「アナログに依拠した自民党の選挙の前提が大きく変わった。握手や集会ができず、組織戦がうまく展開できなかった」と指摘。参院選では集会規模を縮小する一方、支援者に幅広く投票を呼び掛けるために「デジタルの力と会員制交流サイト(SNS)を含めた広報の力が重要になる」と強調し、「学生部の力をもっと生かしたい」と述べた。

 さらに、党広報本部長の河野太郎氏(同15区)と連携を深めることで「自民党がSNSや広報機能を当然の常識として活用する。そうした新しい選挙の時代を神奈川から始めたい」と語った。

© 株式会社神奈川新聞社