好調・メッツが劇的勝利 9回表に6点ビハインドをひっくり返す

【メッツ8-7フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

開幕から好調のメッツが同地区ライバルのフィリーズを相手に劇的な逆転勝利を収めた。8回が終了した時点で1対7とフィリーズに6点のリードを許していたが、9回表に打線がつながり、フィリーズ救援陣を攻略。8安打を集中して7点を奪い、8対7で勝利した。メッツ3番手のアドニス・メディーナが今季初勝利(0敗)、4番手のエドウィン・ディアスが今季6セーブ目をマーク。フィリーズ4番手のコリー・クネーベルに今季2敗目(0勝)が記録された。

9回表のメッツは、まずフィリーズ3番手のジェームス・ノーウッドからフランシスコ・リンドーアが5号2ラン。さらに一死1・3塁のチャンスを作り、クローザーのクネーベルを引きずり出した。ここでマーク・キャナがタイムリーを放って3点差に詰め寄ると、二死後にJ・D・デービスのタイムリー二塁打で2点差。そして、ブランドン・ニモの2点タイムリーでついに7対7の同点とし、スターリング・マルテの勝ち越しタイムリー二塁打が決勝点となった。

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、メッツが9回以降に6点差をひっくり返して勝利するのは1997年9月13日のエクスポズ(現ナショナルズ)戦以来25年ぶり。「ESPN」によると、メッツは過去25シーズンで最終回に6点差以上を追いかけていた試合に0勝330敗だったという。開幕からのメッツの勢いを象徴するような勝ち方だった。

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