きょうは全国的に気温がハイペースで上がってきている。
暑いエリアは北日本にも広がっていて、札幌では昼前に気温が25℃を超えて、今年はじめての夏日となった。このあとも広く晴れてさらに気温が上がる予想で、30℃以上の真夏日になる所もありそうだ。
北日本が暑い
きょうは東日本や西日本よりも、北日本で早いペースで気温が上がっている。 午前11時までの最高気温は岩泉(岩手県)で29.6℃、河井(岩手県)で29.1℃、三戸(青森県)で29.0℃、女満別(北海道)で28.9℃、弘前(青森県)で28.4℃、秋田で27.8℃など、各地で平年を上回る暑さとなっている。
このあとも日差しや山越えの南風によるフェーン現象などで、日本海側ほど気温が高くなることが予想される。 横手(秋田県)や福島、津川(新潟県)、豊岡(兵庫県)など30℃以上の真夏日になる所もありそうだ。札幌でも27℃まで上がる予想で、真夏並みの暑さとなる見通し。
比較的カラッとしているため、真夏のような体感ではないものの、まだ暑さに慣れてない時期である。5月でも油断せず、熱中症に注意してほしい。
夏並みの紫外線 うっかり日焼けに注意
午後も晴れる所が多く、紫外線にも注意が必要だ。 5月の紫外線は夏と同じくらいの強さのため、対策をせずに外出すると、短い時間でも日焼けしやすくなる。気になる方は、日焼け止めクリームや帽子、日傘などで対策をして出かけた方がよさそうだ。
南は不安定 激しい雨も
きょうは午後も晴れる所が多いが、南の海上には梅雨前線が停滞しており、その上を低気圧が進んでいる。 九州南部を中心に雨が降りやすく、宮崎県では昼過ぎまで激しく降る所がありそうだ。沖縄や奄美、九州北部でもにわか雨に注意が必要となる。(気象予報士・多胡安那)