新・安佐市民病院で外来診療開始 県内初となる自動調剤ロボットを導入 広島市

今月1日に開院した新しい安佐市民病院で、6日から外来診療が始まりました。

老朽化などによりJRあき亀山駅前に移転した新しい安佐市民病院。

6日から始まった外来診療には約300件の予約があり、今後は1日で700件ほどの予約を受け付けるということです。

外来患者「駐車場がたくさんあるので助かります。より頼りになるというのはある」

外来患者「今までは何かあったら市内の方へ行っていたので、何かあった時にすぐ助けてもらえそうでありがたい」

新しい安佐市民病院は屋上にドクターヘリなどが着陸できるヘリポートを設置。

また患者の負担を軽減する最新の手術支援ロボット「ダヴィンチ」を2台導入するなど最先端の医療が可能になるということです。

安佐市民病院 土手慶五病院長「これから日々ブラッシュアップして仕組みを作っていかなければいけないですけど、スタートとしてはいいスタートが切れたのではないかと」

また病院内には2つの民間調剤薬局が開局しています。

大規模総合病院が自前の調剤薬局を作らず民間の薬局に委託するのは極めて珍しいということです。

調剤薬局を開局したウォンツでは、県内初となる自動調剤ロボットを導入しています。

都築亮輔記者「内部ではロボットアームが素早く動いてる、想像以上に早いですね」

処方せんを受け付けるとロボットが自動で薬を選別し、素早く薬剤師の手元に届けてくれます。

このロボットの導入により調剤ミスや待ち時間の軽減につながるということです。

ウォンツ 調剤本部 五郎丸慎部長「機械化できるところは機械化して、きちんと薬剤師が患者さんと向き合う時間を確保できる。そこを第一に事業を進めていきたい」

地元の薬局と連携し本格的にスタートした新しい安佐市民病院。

広島市北部から県北西部、島根県の一部を含む広域の医療拠点となることが期待されています。

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