医療体制将来ビジョン 具体化へ検討開始 広島

高度医療が可能な大規模病院の設置など、広島県の医療体制の将来ビジョンについて具体化に向けた検討が始まりました。

県は今月、将来の医療体制について医療関係者などで作る協議会から提言を受けていました。

提言では県立広島病院とJR広島病院を統合して高度医療を提供する新病院をつくり、そこで働く医師を中山間地域などに派遣する構想が示されています。

また、広島都市圏の12の医療機関で重なっている機能の役割分担を検討し連携を進めていく必要性も提言されています。

28日行われた会議では、これらの提言について救急医療や小児医療など医療機能の分野ごとに10程度の分科会を設けて議論を進めていくことが確認されました。

高緯度医療ビジョン推進会議

松村誠会長

「1番の問題点は、人材をいかに集積するかが一つ。そういった事を考えながら、今の県立病院とJR広島病院の統合も含めて再編問題、機能分担問題を考えていく

県では9月中をめどに新しい病院の設置を含めた方向性をまとめる予定です。

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