家庭で飼えなくなった外来魚などを一時的に保管する「おさかなポスト」の創設者で、昨年5月に62歳で亡くなった山崎充哲(みつあき)さんのお別れ会が7日、多摩川河川敷(川崎市多摩区)で行われた。知人など関係者が集まり、多摩川の環境保全など山崎さんの活動を次代につなごうと、思いを新たにした。
おさかなポストは、山崎さんが2005年に稲田公園内(同)に設置。熱帯魚など10万匹以上を保護して「里親」を探してきただけでなく、生き物と触れ合える「移動水族館」や小学校での出前授業を通じて子どもたちに命の大切さを伝えてきた。
19年のポスト廃止後も引き取りを続け、昨年5月6日に膵臓(すいぞう)がんで他界した。