串間中1年男子3選手、亡き恩師に成長誓う 宮日杯剣道

3月末に亡くなった串間青武館道場の恩師・立本昌富さんへの感謝を胸に戦った(左から)豊饒康之亮、江藤孜紀、清水颯空選手=7日午後、宮崎市・ひなた武道館

 亡き恩師への感謝を胸に―。7日に宮崎市で開かれた第12回宮日杯県小・中・高校剣道選手権大会。串間中1年の男子3選手は、小学時代の指導者で3月末に亡くなった立本昌富さん=享年(70)=を思いながら戦った。2回戦で敗れた豊饒(ぶにゅう)康之亮選手(12)は「もうすぐ立本先生の四十九日。少しでも上位に入って喜ばせたかった。自分から攻める剣道を習ったので、先生のためにも強くなりたい」と成長を誓った。
 立本さんは6段の腕前で現役時代「小手の立本」と呼ばれたという。礼節が身に付く剣道で青少年の育成を図ろうと1993年、串間青武館を立ち上げた。

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