国民民主党・玉木代表「給料上がる経済取り戻す」 横浜駅で演説 経済安保の必要性も訴える

参院選立候補予定者の応援演説を行う国民民主党の玉木雄一郎代表=8日、横浜駅西口

 国民民主党の玉木雄一郎代表は8日、横浜駅西口などで参院選候補予定者の応援演説に立ち、「日本の実質賃金指数が下がり続けている。経済政策を転換し、給料が上がる経済を取り戻す」と力を込めた。

 玉木氏は「賃金が上がらないのは皆さんが悪いのではなく、国の経済政策が間違っているからだ」と指摘。給料が上がる政策を実現するとして、3歳から18歳まで義務教育の実現など技術革新を担う人材育成のための「人への投資の拡充」を挙げた。また、ロシアによるウクライナ侵攻での教訓として「重要技術やエネルギー、食料などは国内で生産して国内で流通させる」とし、経済安全保障の必要性を訴えた。

 川崎駅での演説後に取材に応じた玉木氏は、改選数4と非改選の欠員1を合わせた計5議席を争う合併選挙である神奈川選挙区について「すべての政党にチャンスがある。スタートが遅かったが、給料が上がる政策の実現に向けて1人でも多くの人に伝えたい」と意気込みを語った。

© 株式会社神奈川新聞社