大型連休明けの9日（月）は、関東を中心に冷たい雨が降り、午後からはさらに気温が下がるため、急な寒さに注意が必要。また、東海～九州の太平洋側も雨が降る所が多く、日中もヒンヤリしそうだ。一方、北日本は広い範囲で晴れる見込み。

大型連休明けの9日（月）関東は冷たい雨　季節が逆戻りした寒さに

　9日（月）は、関東地方は湿った空気の影響で、午後からは広く本降りの雨になる見込み。東京の最高気温は16℃と、3月下旬並みの予想。午後は、北風により冷たい空気が入ってさらに気温が下がり、冷たい雨になる見込み。急な寒さに備えて暖かい上着が必要。
　また、福島県や東海～九州の太平洋側を中心に雨が降り、日中の気温は20℃を下回る所も多く、広い範囲で空気がヒンヤリしそうだ。きのう（8日）との寒暖の差が大きく、健康管理に注意したい。

北日本は晴れても北海道で強風つづく　南西諸島は大気不安定

　北日本は、広く晴れて気温は平年並みかやや高く、この時季らしい陽気になりそうだ。ただ、北海道は引き続き西よりの強い風が吹き、波が高い所がある見込み。
　一方、南西諸島は低気圧の影響で大気の状態が不安定になるため、引き続き落雷や突風、短時間強雨に注意。奄美地方の梅雨入りもまもなくといえそうだ。

今週後半は西・東日本は「梅雨の走り」の大雨に注意

　10日（火）は、関東や四国を中心に雨が降る所があるが、その他は晴れ間が出る見込み。11日（水）以降は、湿った空気や前線の影響で、西・東日本を中心に雨が降りそうだ。12日（木）～14日（土）は、前線の活動が活発になり、大雨になるおそれがある。「梅雨の走り」の大雨となるため、今週の早いうちに、避難場所や避難経路、非常持ち出し品などの確認をし、大雨への備えをしておきたい。

（気象予報士・大隅智子）