9日（月）午後は、太平洋側で雨が降り、沿岸で雨脚の強まる所がありそうだ。東北南部や関東から西の各地は、きのうより気温が大幅に低く、東京都心は今夜にかけて肌寒くなりそうだ。なお、今週は太平洋側を中心に曇りや雨の日が多く、週の後半は雨の量が多くなる可能性がある。

冷たい雨の所も

　上空の寒気や湿った空気の影響で、9日（月）午後は太平洋側を中心に雨が降る見込み。東日本の太平洋側は局地的に雨雲が発達して、今夜遅くにかけて雷を伴う所がありそうだ。急な強い雨や落雷、突風に注意が必要となる。関東はあす10日（火）明け方まで雨の残る所がある見込み。

　北日本は10日（火）も晴れて、あすは北海道で25℃以上の夏日の所がありそうだ。本州の日本海側は晴れ間があるが次第に雲が広がり、関東から西は一日中雲の取れにくい所がある見通し。西日本の太平洋側は午後から天気が崩れて、11日（水）にかけてもすっきりしない空模様の範囲が広がる見込み。なお、水曜日は天気のわりに気温が上がり、東海や北陸、西日本は空気がジメっと感じるかもしれない。

週後半も雨多く

　梅雨時を思わせるような天気は週の後半も続くが、今後は雨量そのものに対して注意が必要となる。12日（木）は西日本の太平洋側を中心に大雨のおそれがあり、13日（金）は東日本でも雨の強まる所がありそうだ。14日（土）も太平洋側は雨雲の通り道となり、場合によっては15日（日）も天気がぐずつく流れとなる見込み。今週は、思わず空を仰いでしまう日が多くなりそうだ。

（気象予報士・高橋和也）