鎌倉市は9日、「鎌倉応援キャッシュレス『その場で割引』キャンペーン」を10月から始めると発表した。新型コロナウイルス禍で低迷する市内経済をもり立てる狙いだ。
鎌倉商工会議所が配布するキャッシュレス端末を活用して行う。期間は開始から3カ月の予定だが、割引総額が2億円分に達した時点で終了する。市は、経済効果を総額10億円以上と見込んでいる。
割引額は、大型店が最大10%で中小店舗は最大20%。土日祝日は割引率をそれぞれ半分に引き下げることで、集中する観光客を分散化させる効果も見込む。割引を受けるためには、事前にバーコード決済のペイペイや楽天ペイなどの決済サービスへの登録とアプリのダウンロードが必要。店舗側の申し込みは今月16日から始まる。
松尾崇市長は「大型連休で観光客は戻ってきたが、1人当たりの消費額は上がっていない。数多くの店舗に登録してもらい取り組みを広げていきたい」と話している。