ニュルブルクリンク24時間、予選レース2終了後にコースマーシャルが急逝

 5月6〜8日にかけて、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催される伝統の一戦、第50回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間耐久レース)の予選ウイークが行われた。予選ウイーク最終日となった8日、予選レース2のチェッカーを前に、後半セクションのプランツガルテンを担当する52歳コースマーシャルが突如意識を失い倒れ込んだ。懸命な救命活動が行われたが、残念ながらレース後に死亡が確認された。

 ドイツ・ニュルブルクリンクでは3時間の予選レース2回を含めた第50回ADAC・トタル24時間レース予選ウイークが行われていた。予選ウイーク最終日の8日に行われた予選レース2の終了間際、コースサイドでも少しずつ撤収準備の作業が進められている最中に、後半セクションのプランツガルテンを担当する52歳のコースマーシャルが、突如意識を失って倒れ込んだ。

 ただちに付近を担当するレースドクターや救急医療隊によって心肺蘇生が行われ、パドック内にあるメディカルセンターへ救急搬送された。メディカルチームによって懸命な救命活動が行われたが、残念ながらレース後にコースマーシャルの死亡が確認された。

 レースディレクターのヴァルター・ホーヌング氏は「ニュルブルクリンクで長年に渡り、献身的に活動に取り組んだモータースポーツの同志の急逝に追悼の意を表し、亡くなったコースマーシャルとそのご家族へ慎んでお悔やみを申し上げます」とにコメントを発表している。

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