こんにちは!アウトドア系YouTuberのFUKUです。今回は家具の専門店ニトリさんの最新アウトドアグッズです。今年出てきた新しいアウトドアアイテムはどんなものなのか。気になったものをいくつか買ってきましたのでご紹介します。
ニトリのアウトドアグッズってどんなもの?
もともと家具インテリアに強みのある企業であるニトリさん。
筆者はニトリさんがキャンプ用品を作るのが楽しみなところがあります。
アウトドアブランドではない企業ですから家具インテリア会社という視点でオリジナルのキャンプ用品を開発するとやはりキャンプ専門ブランドとはちょっと視点が違ってくるように思います。
筆者のイメージですけど、「家」と「キャンプ」の間のような。
一口にアウトドアと言っても色々なスタイルがあると思いますが、いきなり本格的なキャンプは敷居が高そうと思うような人には案外ニトリさんのようなところがリリースするキャンプ用品の方が入りやすくて良いという面もあるかもしれませんね。
それではご紹介していきたいと思います。
折りたたみアウトドアラック
折りたたみアウトドアラック2,990円
これはいわゆるユニフレームのフィールドラック的なアイテムです。
しかも収納ケース付きで持ち運びのことを考えていますし、かと思えばカラボサイズのバスケットがぴったり収まる。
カラボはおそらく多分カラーボックスのことだと思いますが、こういうところがアウトドアだけじゃなくて家でも使ってねという視点が見えてくるんですよね。
スペックはこのようになっております。
- サイズ: 幅56.5×奥行30×高さ28cm
- 素材 :スチール
- 重量 :約1.7kg
- 梱包サイズ :幅58.5×奥行31.5×高さ6cm
開封&組み立て
黒いバッグに収納されていて、出しますと説明書がありました。
スチール製なのでちょっと重いですよね。重量は1.7kg耐荷重は15kgとそれなりにありますが、3段まで積み重ねを想定していて、その場合の耐荷重はそれぞれ3分の1になります。
組み立て方は、脚を起こして中央部分を外側に向かって押して、突起部に引っ掛けると固定がされました。
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これはしっかりしていますよ!
カラボケースが入ると家でも便利に使えるだろうし、複数あると積み重ねられるので便利ですよね。
そういうわけで普通に家で使おうかと思って積み重ね用にもう1個買ってきました。やはり複数あると便利だと思います。積み重ねは上に乗せるだけです。
ダッチオーブンも置けますし、キャンプシーンでは収納棚として普通に便利ですよね。
ソロキャンプでは筆者はあんまり使いませんが、大きなテントを持って行ってファミキャンではいいかもしれないですね。
あとは鉄製ですから、アイアンテーブルとしても使えるんじゃないでしょうか。熱いものを載せてもへっちゃらだと思います。
ぴったりサイズの天板は?
ユニフレームのフィールドラックだとステンレスや木材の天板が売られてますし、格安ブランドから出てる類似品も同じような天板が出てたりしますが、このニトリのラックはフィールドラック系より少し小さいので合わなさそうなんですよね。
何か身近でいいものはないかなといろいろ見てみたら、この DCMで売られているトランクカーゴ用天板。
天板はラックの幅を超えていますが、裏にある木がほぼぴったりサイズではまりました。
なのでもう一つも置くとと、横には多少動きますが、縦はほぼぴったりはまっているので滑り落ちるということはありませんね。
こんな感じの木製テーブルになり、しかも奥行きがやや広くなりました。
ものを置いてみるとかなりゆったりテーブルになったことが分かると思います。
そんなわけで偶然にも DCMの「トランクカーゴ50」の天板が奥行きの幅はぴったりはまりました。
アウトドアでも家でも使える万能ラックということですね。
その他にもこんなラックの使い方がありますので、参考にしてみてくださいね。
アウトドアミニテーブル
重ねられるテーブルはまだあります。次はアウトドアミニテーブル1,990円です。
このテーブルも収納棚も兼ねています。サイズは折り畳みアウトドアラックより小ぶりです。
耐荷重も6kgまで。こちらも3つ重ねた時は3分の1になります
実物を確認
出してみると、物凄く意外なグリーン!
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勝手に黒っぽい天板だと思っていたけど、まさかの今風!!
組み立ては、脚を開くだけです。
改めてスペックはこのようになっておりまして、耐荷重は単体で6kg。積み重ねもOK。本体はスチール製で重量が0.95kg。
- カラー : グリーン
- サイズ : 幅39×奥行24.2×高さ17.5cm
- 素材 : スチール
- 重量 : 約930g
今までのニトリさんぽくない感じのミリタリーチックにも見えるテーブルですね。
ただ雰囲気としてはロゴスさんが出しているテーブルに使い勝手が近いのかな。
このまま積み重ねて棚にもできるそうですし、テーブルとしてみても縁が上がっているので物が落ちにくい構造になっています。
スチールなので熱には強いと思うんですが、ただあまりに高熱だと塗装が傷んだり変色するリスクはあると思います。
逆にアウトドアラックだと結構大きいので荷物を少なくしたい人には反対にこちらの方が家では単体でテーブルにもなるし積み重ねて棚にすることもできますし、アウトドアに持ち出すときも脚をたたむだけなので簡単ですね。
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ニトリさん、明らかに去年よりも進化してきていますね!
とてもミニマムサイズなんですが、小さくても金属製のテーブルで結構いい感じです。
耐熱性は?
塗装の耐熱性のことは特に書かれてないので実際火を当てるとどのような変化をするか裏側でちょっと試してみましょうか。
ライターの火を当ててみても、ほぼ変化はなく変色もしていません。
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もっと高温当てるとどうなるかって?いやーどうかなぁ?
バーナーでやってみます。1000℃以上になってると思いますが。
変色してしまいました。表側にも。
赤い炎がしばらく当たってたぐらいだと特に変色もしなかったので、少々熱いものをのせるぐらいは大丈夫でしょう。
焚き火台のベースプレートみたいなことをすると、天板自体は耐熱性があっても、塗装が剥がれたり劣化して錆びたりという原因にはなりやすいかなと思いました。
バタフライチェア
かなり巨大なイスなので正直買うのを迷いました。新型のバタフライチェアハイバック7,990円です。
昨年のものとの違いは?
昨年もニトリのバタフライチェアをご紹介しましたが、さらにパワーアップして大きくなりました。
進化したのは昨年のものよりさらに背丈が増してハイバックタイプになったこと。
そして中に詰めるクッションの綿が1.5倍にボリュームアップしたことです。
さらにプリント柄ですが、まるで革製のソファーのような質感になったこと。
つまりこれはアウトドアチェアというよりもアウトドアに持っていくこともできる一人用ソファーだと思います。
このコンセプトが面白いなと思って買ってしまいましたが、これは家具屋のニトリさんらしい進化のさせ方だと思います。
昨年のバタフライチェアで十分座り心地は良かったんですが、それよりさらにハイバックになって綿の量も増えたらどんな座り心地なんだろう。
この見た目で座り心地がよかったら、普段から家で使っちゃってOKですよね。
友達が来てもキャンプ用の椅子を使ってるんだと思われないような気がします。
スペックを確認しておきましょう。
- カラー: ブラウン
- サイズ: 幅78×奥行74×高さ98cm
- 素材 : ポリエステル スチール
- 重量 : 約3.68kg
- 梱包サイズ : 幅20×奥行20×高さ113cm
- 座面の高さ:38cm
アウトドアチェアで言えばハイチェアの類になると思いますが、ややローチェアのようにも見えるシルエットです。
骨組みはスチールで丈夫だと思いますが、シートの張り材はポリエステルなので、あくまでもソファぽいアウトドアチェアということに変わりはありません。
実際これをレザーで作っていたらもっと高いしもっと硬くて大きくなっていると思うんですが、そこはポリエステルのプリント柄なのでこれでもある程度コンパクトにまとまっていますね。
開封
とりあえず出してみましょう。
3本のベルトで止められていました。
これ111.5cmあり、かなり巨大ですが、ただ車によってはトランクに横にしたまま入れることもギリギリできそうな長さですね。
サイズは大きいですが組むのは簡単です。
立てて広げ、シートをかぶせます。
裏は固めの生地で四隅にポケットがありますのでこのようにかぶせていきます。
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こんなキャンプチェア見たことないですね!
表面はポリエステルの柔らかい生地で、このレザーのように見えるのはプリント柄です。
ただ1.5倍綿を入れたというのは昨年のものと比べて確かにボリューム感を感じます。
裏地は硬めの生地になっていますが、表はフカフカです。
それではいよいよ座ってみたいと思います。
確かに形は似ていますが、昨年のタイプよりハイバッグで頭まで預けられて包まれてる感とふかふか具合がグレードアップしているのがわかります。
コレは確かに家でもソファ代わりになりそうです。
一度座ると立ち上がりたくなくなってきますね。リラックスしてテレビ見たりするのにも良さそうです。
このチェアはウェイトとしては基本家で使いたいですよね。
これだけ大きいので、家で使えてアウトドアも可という見方で見た方が魅力的に見えるんじゃないかなと思いました。
あとは普段使いしようとすると耐久性ですね。
フレームは頑丈にできていると思いますが、ポリエステル製のシートがどこまでかというところは、我が家のリビングにしばらく置いておこうかなと思います。
▼ニトリのチェアはこちらの記事でもご紹介しております!
アウトドアマット
続いてはアウトドアマット1,990円がニトリからも出ました。
これを出している時点でキャンプに力を入れてるなということが伝わってきます。
実物は?
- カラー : グリーン
- サイズ : 幅60×奥行180×高さ2cm
- 素材 : 発泡ポリエチレン 蒸着PETフィルム
- 重量 : 約440g
畳んだ状態だと取っ手付きベルトが付いてました。
カインズで売っていたマットとサイズとパターンは同じような感じにみえます。
まず広げて敷いてみました。
真ん中がニトリ手前がカインズホームで買ったもの一番奥がダイソーの550円マットですね。
手前の2つはそんな変わりません。ダイソーもむしろ柔らかくて気持ちがいいです。
寝心地としてはニトリのマットは全然悪くないです。
冷気の遮断具合の確認
地面の冷気の遮断具合も確認しておきたいと思います。
保冷剤の上にマットを置いて、私の頬をのせてどのくらいで冷気が伝わってくるかというのを確認してみます。
ダイソーのマットはまあまあ早く冷たくなってきます。
みるみる冷たくなってきて数十秒でしっかりと冷気が出てきました。
ニーモのスイッチバック。お値段的には高級品ですがこれも今一度試しておきます。
ちなみにニーモの場合は冷気を遮断する効果としてもアルミ面を下にするそうです。
ただサーマレストの場合はアルミ面を上にすることで体温を反射して保つという効果になっているのでメーカーによってアルミ面の上下というのが推奨具合が違いますが、ニーモはとりあえず下ということです。
冷たいのは伝わってこないですね。
言われてみればかすかにというレベルではありますけど2分乗せておいてもほとんど冷気は来ておりません。
ニトリさんのをやる前にカインズホームのものです。
以前検証した通りですが、ゆっくり冷たいのが出てくる感じで2分経った頃にはあぁ冷たいなというくらいです。
ニトリもアルミ面が表になっているようなので上にした状態でやってみましょう。
ダイソーみたいにすぐ冷たいのがくるというわけでもないし、でも比べたらニーモのほうがいい感じなのでやはりカインズのマットとそう変わらないと思います。
ただアルミ塗装がある分、体や腕がなんとなく温かい感じがしますが、やはり2000円くらいで一般的に売ってる価格相応のマットだと思います。
折りたためる焚き火台BBQグリル
昨年はスチール製の折りたためるグリルを出していましたが、とうとうステンレスで本格的な折りたためる焚き火台BBQグリル4,990円を作ってきましたね。
開封
ベースプレートが付いていて、収納バッグもちゃんとあるようでお値段もそれなりですが、しっかりしたものに仕上がってると良いですね。
ズシッと重いけど薄いんですね。中身はこのようになってました。
- サイズ : 幅30.5×奥行30.5×高さ18.5cm
- 素材 : ステンレス鋼
- 重量 : 約2.6kg
- 保証年数 : 1年
- 梱包サイズ : 幅32×奥行32×高さ4.5cm
焚き火台バーベキュー兼用ということで大きさは30.5cm四方の正方形で、高さは18.5cmですが収納時は4cmまで薄くなります。
本体はステンレス。焼き網はクロムメッキ鋼です。
そしてスチール製の耐熱塗装がされたベースプレート。収納袋付きで重量は2.6kg、裏側にはチェーンがくっついています。
手順通りにやってみましょう。まずはベースプレート。薄いスチール製ですが、耐熱塗装がされているということで、もちろんこのニトリの焚き火台専用ですが、他の焚き火台を使うときも持っていきたくなるようなプレートですね。
そしてスタンドを広げて置きます。
そして本体が自動的に開くそうです。下で支えている指を離しますね。
これを置くだけということですが、結構安定感があり、しっかりしています。
このロストルから下に灰や燃えかすがこぼれ落ちたとしてもこのベースプレートで受ける形になってますね。
ベースプレート自体は底上げされていませんし、この焚き火台は地面から7cmほどしかないので焚き火をする時は草木の生えてない地面を選んで設置する必要があります。
焼き網はクロムメッキ鋼ですが、まあまあしっかりした太さの網ですね。
これを置いてバーベキューもできるし網を外せば焚き火もできます。
ただ、焚き火するときに五徳がありません。五徳があると使い勝手は向上するかと思いますが。
薄く収納もできるので普段から庭でのバーベキューなどにも使え、キャンプに持っていって焚き火もできる。
だからあえて奇抜な形や軽い仕組みにこだわりすぎずに割としっかりしたグリルとして使えて、ただ収納時には薄くなる工夫をして作ったんですね。
実際に火入れをしてみます
外に持ってきました。焚き火台とかに比べて椅子だけ妙に豪華すぎる焚き火サイトになりましたが、とりあえず使っていきましょう。
ポリエステルは火の粉に弱いので、くれぐれも椅子に穴が開かないように気をつけてやっていきたいと思います。座り心地が最高ですね
とりあえず着火していきましょう。このくらいの大きさだと焚き火はしやすいですね。
暖かくなってきたので、これからの季節は炭でバーベキューするか焚き火は夜がいいですよね。
大きさ的には薪もくべやすいし、焚き火台としても使いやすいと思います。
ソーセージを焼いてみます。ここには桜の木もあるんですよ。これが見られるのも今だけですね。
いただきます。
火が落ち着いて熾になってきたから網も使ってみましょう。
2、3人で十分バーベキューもできるようなサイズです。お昼ご飯に小さなステーキを用意しました。
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めっちゃいい匂いがしてきた。いただきます。
焚き火が終わった後ですが、特別灰が捨てやすいということはなさそうなので、焚き火台を傾けて捨てるしかないですね。
ガッツリ焚き火しましたが、ロストルはわずかにゆがんだかなという程度で耐久性にはそんなに問題はないと思います。
蚊取り線香ホルダー
蚊取り線香ホルダー(ケージ NXT)799円ということで、これまた家でもベランダや庭先でも、そしてアウトドアに持っていってもなかなか洒落てるんじゃないかなって感じの蚊取り線香ホルダーです。
- サイズ : 幅16×奥行15.5×高さ22.5cm
- 素材 : スチール
- 重量 : 約400g
ポイントは吊り下げられるところですね。
ランタンポールなどの下の方にフックをつけて吊り下げてやるとキャンプシーンでもおしゃれに使えるんじゃないかなと思いました。
蓋と分かれています。
ここに蚊取り線香をつけて、蓋を乗せると、間違って線香に触れてしまうということもなく、一気にラグジュアリー感が増しますね。
普段家で使うときは蚊取り線香で使ってキャンプに持ってったときはやっぱりこれですよね、赤い森林香。
最近は蚊取り線香をつくっているような製薬会社から似たような製品もいくつか出てるんですけど、私はこの森林香が安心感を感じるアイテムです。
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いいですね!ばっちりキャンプでも使えそうですよ!
ニトリ2022年最新アウトドア用品レビューまとめ
いかがだったでしょうか。
それにしてもニトリのアウトドア用品も年々本格的になっているように思います。
やはりキャンプ需要というのを意識してとりにきてるのかなと思いますが、そんな中でも全般的にガッツリキャンプ専用品というよりは、家とキャンプの間で共有して使ったりしやすいものが多く展開されているように感じました。
キャンプにぴったりな割れないお皿もありますのでこちらの記事も参考にしてみてください。
こういったニトリさん独特のセンスで開発されるオリジナルキャンプ用品というのも面白いと思うので今後も注目していきたいと思います。
これからも皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
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