横浜港・大黒ふ頭に新航路開設 イスラエルの海運会社 完成自動車を運搬

新航路に投入された大型自動車専用船「NOCC OCEANIC」(ZIMジャパン提供)

 東日本最大の完成自動車取り扱い拠点となっている横浜港・大黒ふ頭(横浜市鶴見区)に、5月から自動車運搬船サービスの新規航路が開設された。

 イスラエルにある世界的な大手海運会社「ZIM INTEGRATED SHIPPING SERVICES LTD.」が中国から日本を経由してチリへ定期的に完成自動車を運ぶ航路となる。

 1日には同航路に投入予定の7隻のうちの1隻「NOCC OCEANIC」(全長約200メートル、5万8250トン、6500台収容)が入港。同市港湾局と指定管理者の横浜港埠頭のメンバーらが歓迎訪船し、記念品の贈呈式が行われた。

 大黒ふ頭は4月に国内最大級の連続バースが供用開始されるなど、岸壁や荷さばき地の改良により、11隻の大型自動車専用船が同時着岸可能となっている。

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