年金減額訴訟 原告の訴え退ける 広島地裁

2012年の法改正による年金減額は違憲だとして広島県内の受給者が減額決定の取り消しを求めた裁判で、広島地裁は原告らの訴えを退けました。

この裁判は広島県内の年金受給者36人が、2012年に改正された国民年金法による年金減額は生存権などを侵害し違憲だとして、国に対し減額決定の取り消しを求めたものです。

判決で広島地裁は「減額は世代間の公平や年金制度に対する信頼確保を図るためで、著しく不合理とはいえない」などとして原告の訴えを退けました。

原告 高橋信雄さん「本当に残念な結果になった。社会保障がなければ人間らしく生きていけない人たちが一層追い込まれていく、そういう意味でもここで矛を納めてはいけない」

原告側は近く控訴する方針ということです。

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