2022年はカタール・ワールドカップが開催される“W杯イヤー”。
そこでカタールW杯を前に、過去の大会ごとに「最高にかっこいいユニフォーム」を選出してお届けしたい。今回は1990年イタリアW杯から10着をご紹介しよう。
オーストリア
オーストリア代表 1990 Puma ホーム
選手:アンドレアス・ヘルツォーク
1990年から92年頃まで使用したホームユニフォームで、ねじれたロープがほどけるような末広がりの大胆ストライプが印象に残るデザイン。このストライプは裾の一番下までしっかりと伸びている。
スコットランド
スコットランド代表 1988 Umbro ホーム
選手:モー・ジョンストン
90年のW杯には88年から使用していたユニフォームで臨んだ。ダークネイビーを基調に、チラッと見える胸元のパープルがさり気なくオシャレなデザイン。右袖の小さなロゴは“S.F.A”(スコットランドサッカー協会)。
チェコスロバキア
チェコスロバキア代表 1990 adidas ホーム
選手:イヴォ・クノフリーチェク
シンプルなデザインが主流の時代に、国旗をモチーフとした大胆なグラフィックが鮮烈なデザイン。国家としてのチェコスロヴァキアは1993年に解体し、チェコ共和国とスロバキア共和国に分離。チェコスロバキア時代の成績はチェコ代表に引き継がれている。
ユーゴスラビア
ユーゴスラビア代表 1990 adidas ホーム
選手:ドラガン・ストイコビッチ
90年代のトレンドともいえるジグザグ・デザインを取り入れたユニフォーム。左胸には92年まで使用の国章を付けていた。故イビチャ・オシム監督が率いたチームは準々決勝に駒を進めたが、PK戦の末にアルゼンチンに敗れている。
イングランド
イングランド代表 1990 Umbro ホーム
選手:ポール・ガスコイン
ホワイトの部分に透かしプリント入りの凝ったデザイン。胸元のボタンを“引っ掛けるような”作りも独特だ。袖口にはさり気なくメーカー(Umbro)のロゴマークを落とし込む。歴代キットでも人気の高いモデルで、何度か復刻版が作られている。
ブラジル
ブラジル代表 1990 Topper ホーム
選手:ジョルジーニョ
自国ブランドのTopper社製のユニフォーム。この1990モデルを最後にサプライヤーはUmbroへと変わる。ボディをイエロー、襟にダークグリーンは現在でも受け継がれるブラジルの鉄板デザイン。
イタリア
イタリア代表 1990 Diadora ホーム
選手:ロベルト・バッジョ
美しいブルーを基調に襟と袖口にイタリア国旗色のトリコロールを配するスタイルは、80年代からこの1990モデルまでの定番的なデザイン。イタリアサッカー連盟の方針で胸にサプライヤーロゴを入れていない。丸タイプのエンブレムは、このモデルが最後の使用となった。
オランダ
オランダ代表 1990 adidas ホーム
選手:マルコ・ファン・バステン
矢のようなシェブロングラフィックのEURO1988モデルとは打って変わり、シンプルなデザインが登場した1990モデル。オレンジとホワイトの2色で構成したオランダらしい色合いの一着だった。この90モデルを最後にサプライヤーはLottoへと変わる。
アルゼンチン
アルゼンチン代表 1990 adidas ホーム
選手:クラウディオ・カニーヒア
淡いスカイブルーとホワイトのストライプが美しい1990W杯モデル。一部のモデルを除き、アルゼンチンのストライプは基本的に中央をスカイブルーで彩る。すっきりとしたVネックを採用し、その部分にもセレステ・イ・ブランコ(水色と白)を忘れない。
西ドイツ
西ドイツ代表 1988 adidas ホーム
選手:ユルゲン・クリンスマン
ドイツ代表の西ドイツ時代最後のW杯に。ベスト4入りを果たしたEURO1988、そして3度目の優勝を成し遂げた1990イタリアW杯で着用したユニフォームだ。国旗色のアイコニックなボーダー柄は、90年代のサッカーユニフォームを象徴するデザインである。
選手:ギド・ブッフバルト
角度を付けたボーダー柄が印象的な1988-90モデル。ユニフォーム、そして選手が着用していたトラックトップは幾度となく復刻版が発売されるなど、現在でも高い人気を誇る。