ブリュワーズ・イェリッチがサイクル安打 通算3度すべてレッズ戦

【ブリュワーズ11-14レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

ブリュワーズは9回表に6点を奪って3点差まで追い上げたが、序盤の大量失点と8回裏の6失点が大きく響き、レッズに11対14で敗戦。しかし、クリスチャン・イェリッチが5打数4安打3打点の大活躍を見せ、自身3度目となるサイクル安打を達成した。レッズ2番手のアレクシス・ディアスが1回1/3を無失点に抑えて今季初勝利(0敗)をマーク。ブリュワーズ先発のエイドリアン・ハウザーは4回6安打7失点(自責点3)で今季3敗目(3勝)を喫した。

試合には敗れたブリュワーズだが、イェリッチが今季メジャー初のサイクル安打を達成した。1回表の第1打席で右中間へのエンタイトル二塁打を放つと、3回表の第2打席はレフトへの5号3ラン。5回表の第3打席はセンターへのヒットを放ち、サイクル達成に王手をかけた。7回表の第4打席はセンターフライに倒れたが、9回表の第5打席でライトへの三塁打を放ち、見事にサイクル安打を達成。ブリュワーズでは史上10度目(8人目)の快挙だが、直近3度はいずれもイェリッチが達成している。

通算3度のサイクル安打はメジャータイ記録であり、ボブ・ミューゼル、ベーブ・ハーマン、エイドリアン・ベルトレイ、トレイ・ターナー(ドジャース)に次ぐ5人目の快挙。ただし、イェリッチは2018年8月29日、2018年9月17日、そして今日といずれもレッズ戦で達成しており、同一球団を相手に3度はメジャー史上唯一の記録である。また、同一シーズン(2018年)に同一球団を相手に2度のサイクル安打を達成した選手もイェリッチがメジャー史上唯一となっている。

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